景観資材総合カタログ
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■安全上のご注意ご使用になる前にこの「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。技術資料設計者の方へ全般的なご注意 警  告基礎について 警  告施工前にご確認ください基礎 施工上のご注意 注  意シェルター製品 施工上のご注意 警  告施工者の方へ尚、<その他のご注意>は安全には直接関わりませんが、正しく設計、施工、使用するための重要な内容を記載していますので必ずお守りください。誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示します。○本製品は、平地での通路シェルター・バス停シェルター・⾃転⾞置場シェルターとしての使用を目的とした製品です。強度について⼗分な配慮の上で設計・製造されておりますが、この目的以外では思わぬ事故につながることがありますので使用しないでください。○設置場所の環境(土質・積雪状況・突風・強風・公害・塩害など)を⼗分調査の上、品種・製品仕様を決定してください。各品種の標準設計条件を超える地域条件の場合はお問い合わせください。(地域条件:基準風速、垂直積雪量・雪の単位重量、地表⾯粗度区分、海岸からの距離など)○落下物や軒先からの落雪などが想定される場所には使用しないでください。本製品は衝撃荷重については考慮されておりません。○崖上や、近傍に壁など風を受けるものがありその方向に風が抜けにくい場所など、強風が屋根を吹き上げる恐れのある場所には使用しないでください。○建物や橋梁などの構造物には設置しないでください。構造物の強度不足や揺れ・振動などから思わぬ事故につながることがあります。○地下道出入口用の壁高欄などの構造物に設置する場合、その構造物の強度については弊社は責任を負いません。<その他のご注意>◯使用環境により品質劣化が進みやすくなりますので⼗分注意してください。工業地帯、温泉地、海岸地域など、腐食性ガスや海水、砂塵にさらされるような環境では、短期間のうちに使用に耐えない状態になることがあります。○標準図⾯に記載されている基礎サイズは、シェルター本体の標準仕様、各品種ごとの標準設計条件、および地耐⼒50kN/m2(⻑期)の場合のものです。設置場所の土質、地形、地耐⼒、設置場所付近の構造物・埋設物などを事前に⼗分調査の上で、設置場所に応じた基礎を選定し、基礎の形状・大きさや配筋の設計をしてください。⼗分な現地調査や設置場所に応じた適切な設計がなされず基礎が設置された場合、思わぬ事故につながることがあります。◯軟弱地盤による地盤の沈下については、⼗分考慮してください。ここに示した注意事項は、安全に関する重要な内容を記載していますので必ずお守りください。表示と意味は次のようになっています。<その他のご注意>◯標準品を手配し施主様と打ち合わせして設置する場合など(設計事務所による設計業務を実施されない場合)、前述の「設計者の方へ」の内容も確認の上で対応してください。○現地の地盤が設計に使用した地耐⼒以上であることを確認してください。○取扱説明書、設計図⾯をよく確認した上で正しく施工してください。取扱説明書は標準仕様の内容ですので、標準外の寸法・仕様については、取扱説明書と合わせて設計図⾯や別途の部材割付図・施工手順書を確認してください。尚、施工完了後は取扱説明書を施主様に渡してください。○現場での作業に備え、適切な足場・重機・工具・保護具を準備してください。○縦樋の下端以降の排水用部材は現地にて手配してください。○基礎は平⾯位置、深さ位置ともに設計図⾯通りに設置してください。また、ベースプレート式支柱の場合、基礎上に出る配筋端末はベースプレートに干渉しないように施工し、基礎上⾯は支柱の設置に支障が出ないようフラットに仕上げてください。○ベースプレート式支柱の場合、アンカーボルトは正確な位置に設置してください。アンカーボルト位置が正確でないとシェルターの施工ができない、あるいは通りが出ない恐れがあります。(アンカーボルトピッチについては付属のアンカーゲージを使用すれば正確に施工できます。)◯基礎位置・アンカーボルトが設計図⾯通りの正確な平⾯位置、高さに設置されていることを確認してください。正確でなかった場合、組み上がらない恐れや無理に施工すると本来の強度が出ない恐れがあります。○設計図⾯から改造・変更をしたり、設計図⾯に記載以外の重量物や風圧を受ける物を取り付けないでください。強度低下や荷重条件の変更により破損する恐れがあります。○ベースプレート式支柱の場合、ベースプレートの下部隙間に無収縮モルタルを充填してください。ベースプレートの下部に隙間が残ると本来の強度が出ない恐れがあります。○ボルトやネジ類は、⼗分な締付けを⾏なってください。不⼗分な場合には、思わぬ事故につながることがあります。○施工時に屋根材の上に乗らないでください。集中荷重により屋根材が変形・破損し作業者が落下する恐れがあります。また屋根が変形した状態で使用すると⾬漏りが発生することもありますので注意してください。<その他のご注意>○ベースプレート式支柱の場合、アンカーボルトおよびベースプレート・リブを腐食防止のためにコンクリートで⼗分被覆(根巻処理)してください。(埋設しない地下道上屋用は除く。)○支柱地際に水溜りができますと腐食しやすくなり、破損などにより思わぬ事故につながることがあります。支柱地際部の仕上げは、勾配をつけて水はけを良くしてください。◯仕上げにモルタルを使用される際は、海砂は塩分が多量に含まれており腐食の原因になりますので使用しないでください。◯モルタルやコンクリートには、腐食の発生や促進作用がある急結剤は使用しないでください。○モルタルやコンクリートの抽出液が工事中に製品の表⾯を流れないようにしてください。しみやむらなどの外観不良や腐食の原因になります。○施工時に製品の表⾯に付着したモルタルやコンクリートなどは速やかに清掃してください。また表⾯に傷を付けますと腐食の原因になりますので、取り扱いは⼗分注意してください。○製品に銅板やラスなどの異種⾦属が接触しないようにしてください。また、接触する場合には絶縁処理をしてください。○腐食の恐れのある接着剤や化学薬品を施工上使用する場合は、製品に接触しないようにするか、接触する部分を完全に養生してください。誤った取り扱いをすると、人が傷害を負ったり物的損害が想定される内容を示します。305警告注意技術資料

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